岸田文雄総理が2024年9月に行われる自民党総裁選への不出馬を表明したことで、次期総理大臣への関心が高まっています。
自民党の新総裁候補者が誰になるのか、今後の日本の政局を占う重要な選挙となります。
以下に、2024年の自民党総裁選で最も有力とされる候補者5人をランキング形式で紹介します。
第5位:高市早苗氏(経済安全保障担当相)
高市早苗氏は、保守派としての強い支持基盤を持ち、経済安全保障やエネルギー政策において影響力のある人物です。
安倍晋三元首相の思想を強く受け継ぎ、2021年の総裁選でも存在感を示しました。
原発のさらなる活用や経済安全保障に関する政策は、保守層からの支持を集めていますが、一方で、韓国や中国との外交関係に悪影響を及ぼす懸念があり、広範な支持を集めるにはやや不安定な要素もあります。
第4位:小泉進次郎氏(元環境相)
小泉純一郎元首相の次男である小泉進次郎氏は、若手政治家としてのカリスマ性と注目度を持つ存在です。
環境大臣時代の「セクシー」発言などで批判を浴びましたが、再生可能エネルギーの推進や育児休暇取得など、革新的な政策提案で若年層の支持を集めています。
派閥に属していない点が総裁選においては不利ですが、彼の知名度とパーソナルな魅力は無視できない要素です。
第3位:茂木敏充氏(自民党幹事長)
茂木敏充氏は自民党の幹事長として党内での調整役を担う重要なポジションにあり、これまで外務大臣や経済産業大臣なども歴任してきた経験豊富な政治家です。
茂木氏は米国大統領選における結果によって、対外関係を強化する立場に立つ可能性があり、特にトランプ大統領再選の場合は日米関係を強化するために重要な役割を果たすと考えられています。
第2位:河野太郎氏(デジタル相)
河野太郎氏は、2021年の自民党総裁選で岸田文雄氏に次ぐ候補として注目されました。
直言居士の性格や、SNSでの発信力によって若年層からの支持も強く、国民的な人気は非常に高いです。
デジタル化や行政改革、さらには日本のエネルギー政策に関しても積極的に発言しており、岸田総理辞任後、党内でも再び注目される人物です。
しかし、前回の総裁選で議員票が伸びなかった点が、今回の選挙でどう影響するかが鍵です。
第1位:石破茂氏(元防衛相)
石破茂氏は、これまで何度も総裁選に挑戦してきたベテラン政治家であり、国民からの支持は依然として根強いです。
防衛相や農林水産相を歴任し、特に安全保障政策においては高い評価を受けています。
石破氏が総理になることで、自民党内の刷新感を与えるとの期待が高い一方、党内では依然として反対勢力も多く、特に麻生太郎氏率いる勢力が石破氏の総裁選出を阻止しようとする動きが予想されます。
しかし、総裁選の候補者としての実力は非常に高く、2024年9月の選挙で最有力候補として注目されています。
まとめ:
2024年の自民党総裁選は、派閥が解消されたことにより、予測が難しい展開となりそうです。
特に石破茂氏や河野太郎氏といったベテラン政治家が有力視される一方で、若手の小泉進次郎氏や女性候補の高市早苗氏にも注目が集まります。
総裁選の結果次第では、自民党のリーダーシップが大きく変わることが期待されており、今後の政局から目が離せません。